初心運転者講習期間制度とは?免許取り消し回避の全知識【余市自動車学校が徹底解説】
2025/11/1(土)
初心運転者講習期間制度とは?免許取り消し回避の全知識【余市自動車学校が徹底解説】
免許取得おめでとうございます!…でも、「初心運転者講習期間制度」ってご存知ですか?
皆さん、こんにちは! 恵新自動車学園・余市自動車学校で免許取得アドバイザーから、 晴れてドライバーの仲間入りになった方へご案内です。
余市町や羊蹄山麓、積丹、古平、美国といった地域は、ドライブに本当に素晴らしい場所がたくさんあります。これから始まるカーライフに、ワクワクが止まらないんじゃないでしょうか。ご家族、特に親御さんも、行動範囲が広がることを喜びつつ、同時に「事故だけは起こさないでね」と、少し心配されているかもしれませんね。
さて、そんな皆さんに、今日は一つだけ、絶対に知っておいてほしい大切な制度についてお話しします。それが、「初心運転者講習期間制度(しょしんうんてんしゃこうしゅうきかんせいど)」です。 「なにそれ、難しい名前…」「また講習?」「何か面倒な決まりごと?」…そんな風に感じたかもしれませんね。ええ、分かります。せっかく免許を取ったのに、まだ何かあるのか、と。でも、この制度を知らないままでいると、最悪の場合、せっかく取った免許が取り消しになってしまう可能性もある、非常に重要な制度なんです。 でも、安心してください。この記事を最後まで読んでいただければ、「なーんだ、そういうことか!」とスッキリ理解できます。皆さんの大切な免許と、これからの楽しいカーライフを守るために、私たちが優しく、分かりやすく解説していきますね。
そもそも「初心運転者講習期間制度」とは?(基本のキ)
では、核心からいきましょう。この「初心運転者講習期間制度」とは、一体何なのでしょうか。簡単に言えば、「免許を取ってから1年間は、特に安全運転を心がけてくださいね。もし、この期間に1点~2点の軽微な違反を繰り返して累積点数3点以上になった方、若しくは一回の違反で4点以上になった方に「初心運転者講習」を受けてもらいますよ」という制度です。 なぜこんな制度があるのかというと、統計上、やはり免許取得から1年以内というのは、運転技術や危険予測がまだ未熟で、事故を起こしやすい時期だからなんです。 皆さんを罰するのが目的ではなく、事故を未然に防ぎ、皆さんに一生モノの安全運転スキルをしっかり定着させてもらうための、いわば「アフターフォロー」のようなものだと考えてください。
制度の「期間」と「対象となる免許」
まず大事なのが「期間」です。この制度が適用されるのは、免許を取得した日からピッタリ1年間です。 (もし途中で免許停止になった場合、その停止期間は除かれます)。この1年間を「初心運転者期間」と呼びます。皆さんが車に貼る「初心者マーク(若葉マーク)」の表示義務期間と同じですね。
そして、「対象となる免許」ですが、主に以下の免許が対象です。
- 普通自動車免許(AT限定・MT)
- 準中型自動車免許
- 大型二輪免許
- 普通二輪免許(AT限定・MT)
- 原動機付自転車(原付)免許
多くの方が取得する「普通免許」がバッチリ対象になっていますね。お仕事で準中型免許を取られた20代、30代の方も、趣味で二輪免許を取られた40代の方も、この制度は他人事ではありません。この1年間は、いわば「見守り期間」だということを、まずはしっかり意識しておきましょう。
【最重要】講習の対象になる「点数」の仕組み
「じゃあ、具体的にどんな違反をしたら講習になるの?」…ここが一番知りたいところですよね。ここ、ちょっとだけ複雑なので、しっかり集中して聞いてください。
初心運転者講習の対象となるのは、「初心運転者期間(免許取得後1年間)に、交通違反や事故による違反点数の合計が3点以上になった場合」です。
…と、これだけ聞くと、「じゃあ、1点と2点の違反を1回ずつ、合計3点になったらアウトなんだ」と思いますよね。実は、ここに大きな「落とし穴」があります。
「合計3点以上」の落とし穴
この制度、ちょっと特殊なルールがあって、「1回の違反で3点になった場合」は、その時点ではまだ講習の対象になりません。 例えば、「速度超過20km未満(2点)」と「シートベルト装着義務違反(1点)」を別々で受けて合計3点になった場合は、講習の対象となります。しかし、例えば「携帯電話使用等(保持)(3点)」や「信号無視(赤色等)(2点)+横断歩行者妨害(2点)で事故を起こして合計4点」など、1回の違反や事故で3点以上になった場合は、ルールが異なります。
「1回で3点」の場合はどうなる?
もし、1回の違反で3点になった場合(例:信号無視(点滅)2点+携帯電話使用1点など)は、その時点では通知は来ません。 しかし、その後、初心運転者期間中に「さらに1点以上の違反」をして、合計点数が4点以上になった時点で講習の対象となります。 つまり、「1回で3点」は「次やったら講習ですよ」という最後通告(イエローカード)のような状態なんです。逆に言えば、1点や2点の違反をコツコツ(?)と積み重ねて合計3点になってしまった方が、一発で講習対象になってしまう、ということです。この違い、非常に大きいので覚えておいてください。
注意!点数計算は免許ごと
もう一つ、大事なポイントがあります。この点数計算は、取得した免許の種類ごとに行われます。 例えば、あなたが「普通免許」の初心運転者期間中だったとします。この期間に、もし「原付」に乗っていて違反(例:2点)をしても、それは普通免許の初心運転者期間の点数としてはカウントされません。 あくまで、「普通車」を運転している時の違反でカウントされます。 ただし、もちろん違反は違反ですから、免許センターの行政処分(免停など)の点数としては累積されますので、勘違いしないようにしてくださいね!
もし初心運転者講習の通知が来たら…(流れと内容)
万が一、違反点数が基準に達してしまった場合…。落ち込むのは分かりますが、まずは冷静に対処することが大切です。
通知と受講期限(1ヶ月以内)
違反が重なり対象となると、違反をした日から1ヶ月前後で、公安委員会(警察)から「初心運転者講習通知書」という書類が配達証明郵便で届きます。 これが届いたら、講習を受けなければなりません。この講習、いつでも受けられるわけではなく、「通知書を受け取った日の翌日から1ヶ月以内」に受講する必要があります。 期間が非常に短いので、「仕事が忙しくて…」「学校のテストが…」といった理由で先延ばしにしないよう、すぐに日程を確認してください。
尚、講習は余市町近隣では小樽市内、若しくは札幌市内の限定された自動車学校でのみ受講できます。完全予約制ですので通知が届いたらできるだけ早く予約してください。
講習の具体的な内容(7時間)
「また学科や運転をやるの…?」と不安になるかもしれませんが、これは免許を取り消さないための大切な講習です。普通免許や準中型免許、二輪免許の場合、講習時間は合計7時間(原付は4時間)です。 具体的には、以下のような内容を行います。
- 運転適性検査: 自分の運転のクセや心理状態を再確認します。
- 講義: 安全運転の知識や、危険予測についてのディスカッションを行います。
- 実車指導: 実際に教習所のコースや路上を運転し、指導員から直接アドバイスを受けます。(そう、私たち指導員とまた会うことになるんです!)
これは、私たちが教習生の皆さんにお伝えした「安全運転の心」を、もう一度思い出してもらうための時間でもあります。
講習にかかる費用(北海道の場合)
残念ながら、この講習は無料ではありません…。受講するには手数料が必要です。免許の種類によって金額は異なりますが、例えば北海道の場合、以下のようになっています(2025年時点の目安です)。
- 準中型免許: 15,950円
- 普通免許: 15,250円
- 大型二輪免許: 19,800円
- 普通二輪免許: 18,750円
- 原付免許: 10,700円
この金額、決して安くはありませんよね。違反をしなければ払う必要のないお金です。安全運転は、お財布にも優しい、ということを覚えておきましょう。
最大の不安:「初心運転者講習」を受けないとどうなる?
さて、ここが一番シビアなお話です。「通知が来たけど、忙しいし、費用も高いし、行かなかったらどうなるの?」…そう考えてしまう気持ちも、少しだけ分かります。ですが、それだけは絶対に、絶対にやめてください。
待っているのは「再試験」です
もし、正当な理由(病気や海外旅行など、やむを得ない理由)なく、この初心運転者講習を受講しなかった場合。 または、講習を受けたにもかかわらず、初心運転者期間が終了するまでの間に、再び違反点数が合計3点以上(1回で3点の場合は、その後さらに1点以上で合計4点以上)になってしまった場合。
この場合、初心運転者期間が終了した後(免許取得から1年後)に、「再試験」を受ける義務が生じます。 再試験は、皆さんが免許センターで最後に受けた、あの学科試験と技能試験(原付は学科のみ)を、もう一度受けるということです。
再試験に不合格、または受験しなかった場合
この再試験、合格率は決して高くないと言われています。 もし、この再試験で不合格になった場合、または通知が来たのに受験しなかった場合…
その免許は「取り消し処分」となります。
想像してみてください。せっかく時間とお金をかけて取得した免許が、たった1年で失われてしまうんです。お仕事で車が必要な方、通学で使っている方、ご家族の送迎を任されている方…。その影響は計り知れません。取り消しになった免許をもう一度取得するには、また自動車学校に通うところから(※一部免除はありますが)、やり直しです。 だからこそ、私たちは声を大にして言いたいんです。「初心運転者講習」の通知が来たら、それは「免許取り消し」を回避するための最後のチャンスだと思って、必ず受講してください。
余市・羊蹄山麓で免許を取るすべての方へ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。「初心運転者講習期間制度」の重要性、伝わりましたでしょうか? 最も大切なことは「初心運転者講習を受けずに済むよう違反と事故のない運転をすること。」なのです。
私たちが卒業後もサポートします
私たちの仕事は、免許証を手渡して終わり、ではありません。皆さんが卒業後も、この初心運転者期間を無事に終え、生涯にわたって安全なドライバーであり続けていただくことこそが、私たちの本当の願いです。
もし、卒業後に運転していて「ちょっと車庫入れが不安だな…」「冬道の運転、大丈夫かな…」と感じたら、いつでも私たちを頼ってください。余市自動車学校では、卒業生向けのペーパードライバー講習なども行っています。一度ハンドルを握った「仲間」として、私たちはいつでもあなたの運転をサポートします。
「運転の『楽しい!』を、一緒に見つけよう。余市自動車学校」
姉妹校・小樽自動車学校との広域連携
余市自動車学校は、姉妹校である「小樽自動車学校」とも強力に連携しています。余市町にお住まいの方はもちろん、小樽市やその近郊にお住まいの方で、「小樽の方が通いやすいかも」という場合でも、私たち恵新グループの質の高い教習を受けていただくことが可能です。
「小樽自動車学校」に興味がある方は、ぜひこちらのデジタルパンフレットもご覧ください。
小樽自動車学校 デジタルパンフレットはこちら
もちろん、小樽自動車学校でも仮入校のお申込みを受け付けています。
小樽自動車学校 仮入校お申込みフォームはこちら
さあ、安全で楽しいカーライフへの第一歩を!
運転免許は、あなたの世界を大きく広げてくれる、素晴らしい人生のパートナーです。その大切なパートナーを、最初の1年で失うことのないよう、「初心運転者講習期間制度」をしっかり覚えておいてくださいね。
これから免許を取ろうと考えている18歳のあなたも、お仕事で必要になったあなたも、そしてお子様の免許取得を応援する親御さんも。余市自動車学校は、この地域の誰よりも親身に、あなたの免許取得を全力でサポートします。
まずは、私たちのことをもっと知ってください。学校の雰囲気はInstagramでも発信中です!
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そして、「よし、ここで頑張ってみようかな」と思ったら、ぜひ仮入校フォームから第一歩を踏み出してください。私たちは、余市で、羊蹄山麓で、積丹で、あなたの挑戦を心からお待ちしています!







